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Sonic Piは約164のサンプル音源があってそれで遊ぶことができますが、外部サンプル音源もサポートしています。例えば、あなたが何か(あなた自身の声やギターなど)を録音し、それをSonic Piで使いたいかもしれません。
最初に、サンプル音源をWAVフォーマットでハードディスクドライブのフォルダにいれておく必要があります。以下の例では、Mehackit による無料のサンプルパックを使います。それは、Solenoid Samples 1 というもので、ここからダウンロードできます。そこには、2016年初めのワークショップで作成したキネティックサウンドインスタレーションから録音された、14のワンショットもしくはループのサンプル音源が入っています。
サンプルパックをダウンロードしたら、それをどこかのフォルダに解凍してください。そのフォルダのフルパスを確認をする必要があります。例えば、もしあなたがファイルをデスクトップの’Samples’というフォルダに解凍した場合には、フルパスは以下のようなものになるでしょう:
‘sam’のかわりにあなたのユーザ名にするのを忘れないようにしてください。サンプルパックは以下のファイルがあります: hit_1.wav
からhit_7.wav
(パーカッシブなヒット)とloop_1.wav
からloop_7.wav
(beat_stretch
オプションと一緒に使うループビート)。
では、sample
コマンドでファイルパスを直接指定して再生してみます:
sample
コマンドに渡すパスが正確であれば、loop_1.wav
の音が聞こえるはずです。ここで、この例のパスを別なものに変更したいと思ったとしましょう。先程の例は、サンプルにアクセスして再生するとてもストレートな方法でした。しかし、あなたはフォルダパスを1度だけ書いて、ファイル名だけを参照してサンプルを再生したいのではないでしょうか?フォルダパスの変数を定義してそれを組み合わせてsample
コマンドで使用することができます。sample
の後に、フォルダパスを格納した変数を渡し、その後にサンプル名を渡すことができます。以下の例では、solenoidsという名前の変数を宣言してサンプルフォルダのパスを格納しています。これを実行すると、loop_4.wav
のサンプルが再生され、ループするはずです:
ここまでで外部サンプル音源とSonic Piのサンプル音源の両方をあなたの作品に使うことができるようになりました。下の例では、4つのlive_loop
が外部サンプルとSonic Piのサンプルを再生しています。:solenoid2
のlive_loopでは、samplename
という変数を使って、hit_1.wav
からhit_7.wav
の1つをランダムに選択しています。